「平家物語」の冒頭が好き。祇園精舎の鐘の聲

古典こと、古文・漢文。

学生時代、そういった類のものは大嫌いだった私ですが、「平家物語」は別。

(と言いつつも、大抵の方と同じように冒頭しか知らないんですけどね)

芸術を感じるのです。

それでは、平家物語の冒頭部分をどうぞ。

祇園精舎ノ鐘ノ聲。(ぎおんしょうじゃのかねのこえ)
諸行無常ノ響アリ。(しょぎょうむじょうのひびきあり)
沙羅雙樹ノ花ノ色。(しゃらそうじゅのはなのいろ)
盛者必衰ノ理ヲ顕ス。(じょうしゃひっすいのことわりをあらわす)
奢レル人モ不久。(おごれるひともひさしからず)
只春ノ夜ノ夢ノ如シ。(ただはるのよのゆめのごとし)
猛キ者モ遂ニハ滅ヌ。(たけきものもついにはほろびぬ)
偏ニ風ノ前ノ塵ニ同シ。(ひとえにかぜのまえのちりにおなじ)

美し~。

何度読んでも美しいと思う文章です。

芸術を感じませんか?

私だけでしょうか?

参考

国立国会図書館のインターネット公開されている資料を参考文献にして、原文と思われる冒頭部分を記載しました。

下記リンクの右側、()内に記載のコマ番号のページを参照しています。

 

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