古典こと、古文・漢文。
学生時代、そういった類のものは大嫌いだった私ですが、「平家物語」は別。
(と言いつつも、大抵の方と同じように冒頭しか知らないんですけどね)
芸術を感じるのです。
それでは、平家物語の冒頭部分をどうぞ。
祇園精舎ノ鐘ノ聲。(ぎおんしょうじゃのかねのこえ)
諸行無常ノ響アリ。(しょぎょうむじょうのひびきあり)
沙羅雙樹ノ花ノ色。(しゃらそうじゅのはなのいろ)
盛者必衰ノ理ヲ顕ス。(じょうしゃひっすいのことわりをあらわす)
奢レル人モ不久。(おごれるひともひさしからず)
只春ノ夜ノ夢ノ如シ。(ただはるのよのゆめのごとし)
猛キ者モ遂ニハ滅ヌ。(たけきものもついにはほろびぬ)
偏ニ風ノ前ノ塵ニ同シ。(ひとえにかぜのまえのちりにおなじ)
諸行無常ノ響アリ。(しょぎょうむじょうのひびきあり)
沙羅雙樹ノ花ノ色。(しゃらそうじゅのはなのいろ)
盛者必衰ノ理ヲ顕ス。(じょうしゃひっすいのことわりをあらわす)
奢レル人モ不久。(おごれるひともひさしからず)
只春ノ夜ノ夢ノ如シ。(ただはるのよのゆめのごとし)
猛キ者モ遂ニハ滅ヌ。(たけきものもついにはほろびぬ)
偏ニ風ノ前ノ塵ニ同シ。(ひとえにかぜのまえのちりにおなじ)
美し~。
何度読んでも美しいと思う文章です。
芸術を感じませんか?
私だけでしょうか?
参考
国立国会図書館のインターネット公開されている資料を参考文献にして、原文と思われる冒頭部分を記載しました。
下記リンクの右側、()内に記載のコマ番号のページを参照しています。
- 慶長年間(安土桃山~江戸時代)に出版された資料(コマ番号 6 左側)
もっとも古いと思われる資料。めっちゃ読みにくいけど、なんとか読めた。(読めなかった部分もある) - 元和・寛永年間(江戸時代)に出版された資料(コマ番号 3 左側)
- 元和(江戸時代)に出版された資料(コマ番号 4 左側)
- 元和(江戸時代)に出版された資料(コマ番号 3 左側)
「人」と「者」が反対になっている資料。「不久」部分に「レ点」が入れてくれてあって、親切なのに残念。
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