結局「何を書きたいか」一言で言えますか?
STEP1:「結論」を準備する
文章というものは所詮、「結論」の言い換えでしかありません。どんな記事も、1つ伝えたいことがあって、その「伝えたいこと」を言い換えて文章にしているだけなのです。
例えばこの文章では、「文章には準備が必要だ」という結論に向けて文章を書いています。
「文章には準備が必要だ」という結論につながらないことは一切書く必要はありません。
仮に書いたとしても読む人の頭を混乱させるだけなのです。
結論が決まっているから、結論の言い換えとしての文章を書くことができるのです。
読者に「どうなって」ほしいのかを決める
STEP2:「目的」を準備する
「目的」の準備は、見落とされがちです。
例えば、あなたの住んでいるマンションにこんな張り紙があったとします。
当マンションでは4月15日(月)に、〇〇株式会社にお願いして住環境の定期検査を行います。これは1年に1度行うもので、当日は10〜11時の間に行います。よろしくお願い致します(その際断水になりますので予めご了承ください)。
一見すると、4月15日の検査についての報告に見えますが、これ、( )の中に入っている「断水」の話のほうが重要ですよね? そっちのほうが住民にとっては重大な話なはずです。
笑い話みたいですが、頑張って書いた結果、「そこのほうが重要じゃないの!?」というポイントをすっ飛ばし、どうでもいい情報ばかりを書いてしまっている文章が意外と多いのです。
なぜこういうことが起きてしまうのかというと、「目的」の準備を怠っているからです。
目的というのは、「何のために書いているか」、「読者にどうなってもらいたいのか」という話です。
この文章で言うならば、「こういう検査があるよ!」という情報を共有し、さらに「断水があるから気をつけようね!」と注意喚起を行いたいわけですよね? でも後者を疎かにしたから、こういう文章になってしまったわけです。
STEP1とSTEP2、本質は同じな気がします。
この記事は、↓の記事より、「私に必要だな」「参考になるな」と思った部分をまとめたものです。
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