「やべっ、なんか落ちてる!」
私は、市内の幹線道路を車で走っていました。普段からよく使うごく普通の道路です。
たしか、その時は60km/hぐらいで走行していたと思います。
私は出会ってしまいました。
突然の出会いでした。
全然出会いたくなかったのですが、出会いました。
猫の亡骸ってやつです。
気付くのが遅かったため、左右に避けることができませんでした。
「もう車のセンターを狙って走行するしかない」と決死の覚悟をして挑んだわけです。
結局、亡骸をかわせたのか、かわせなかったのかというと、なんとかかわせました。
幸い車線の中央付近に横たわっていたおかげで左右のタイヤがかわし易く、踏まずに事なきを得たのですが、危ういところでした。
「セーフ!」
普段なら、踏まなくて良かったとホッとするとともに、愛猫家なので、少ししゅんとした気持ちで終わってしまうだけなのですが、その日はふと思いました。
「あんな交通量の多い道路に横たわっていたら、ドライバーたち困るよなあ。動物の死骸を見つけた時ってどうすれば良いんだろうか」
って。
てか、年に数回は遭遇するのに、どうしてそんなことも知らないんだって情けなくなりました。
「私は自己中じゃない」って思っていましたが、悔しいことに自己中だった模様です。
とりあえず、自宅に帰って即行調べました。
「道路緊急ダイヤル(#9910)」
というものがあるんですね。▼国交省の公式のページです。
上記WEBサイトに、下記のように記されています。
道路利用者が幹線道路の異状等を発見した場合に、直接道路管理者に緊急通報できるようにするとともに、それを受けた道路管理者は迅速に道路の異状への対応を図ることによって、安全を確保します。
具体的には、
- 道路の穴ぼこ
- 路肩の崩壊
- 落下物
- 動物の死骸
- 路面の汚れ
- 標識・ガードレール等の損傷
などが挙げられています。
私のように何気なく普段は流してしまっていた方も、おそらく結構いるのではないかと思います。
私が何回か見てきた轢かれてしまった動物たちは、いつもいつの間にか処理されていて、綺麗な道路になっていました。
きっと、心ある誰かが都度連絡してくれていたのでしょうね。
そう考えると心があたたまります。
連絡してくれていた方々、作業してくれている方々、本当に感謝です。
これからは、私も道路の異常を発見したら「#9910」へ速やかに連絡するように心がけたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。
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